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同じ系統が、また回ってきていないか。

Rosetare(ロターレ)

薬剤ローテーションを、記録から照合します。

バラの防除記録のためのアプリです。散布を勧めたり、製品を勧めたりはしません。アカウント登録は不要です。

ローテーションが崩れるのは、覚えていられないからです

薬剤の耐性は、有効成分の名前ではなく作用機構グループの単位で発達します。名前も見た目も違う2つの製品が、同じグループということは珍しくありません。混合剤なら1回の散布で複数のグループが入ります。

ローテーションの考え方そのものは広く知られています。難しいのは、3か月前に何のグループを使ったかを覚えていることのほうです。Rosetare は散布のたびにグループを記録し、同じ組み合わせが戻ってきていないかを照合します。

作用機構グループは、お手元のラベルから入力します

Rosetare は有効成分とグループコードの対応表を持ちません。製品名も成分名も、アプリ側には一切入っていません。薬剤ライブラリに登録するとき、お手元の製品ラベルに書かれているグループコード(3M54A など)をご自身で入力していただきます。

その代わり、どの国のどの製品でも同じように扱えます。表示のうえでも「有効成分と作用機構グループは、お手元のラベルからご自身で入力したものです」という注記を常に出します。この注記は設定で消せません。

また、作用機構の分類はお住まいの国での使用の承認を意味しません。使用の可否は必ず製品ラベルと各国の規則に従ってください。

判定は、事実だけを返します

同じグループが戻ってきていたとき、Rosetare は「何回前の散布に、どのグループが重なっているか」を表示します。良い・悪い・間違いという評価はしません。それが問題かどうかは、製品と対象の生物によって変わるためです。

比較できない状態を「重複なし」に畳まないことも、同じ理由で守っています。そのゾーンで最初の記録である/過去の散布にコードが入っていない/今回の散布にコードが入っていない——この3つは「重なりませんでした」ではなく、それぞれ別の文言で「まだ比較できません」と表示します。

使ってきたグループを、色帯で見ます

ゾーンごとの散布履歴を、時系列の色帯で表示します。1つの散布が複数のグループを含むときは、その散布のセグメントが分割されます。同じグループが連続している境界には琥珀色の縦線が入ります。

色だけに頼らせません。各セグメントにはグループコードの文字列を必ず併記します。グループの数は色数を超えるので、色は目印であって識別子ではないからです。警告に赤は使いません——植物の病害を扱う画面で赤は「病斑」に読めてしまうためで、赤は完全削除の確認だけに使っています。

病害の条件は、5つ別々に出します

黒星病・うどんこ病・べと病・さび病・灰色かび病の5つについて、感染が成立しやすい条件が揃っていたかを表示します。5つを合成した「総合リスクスコア」は作りません。必要な条件が病害ごとに違い、平均すると意味を失うためです。

各カードの状態は3つ——条件が成立していた / 条件は成立していない / 判定に足りるデータがない。データが足りないことを「条件は成立していない」に畳みません。足りないときは、あと何日ぶんの気象履歴が必要かを表示します。

それぞれのカードから、どの条件をどのしきい値で見ているか(連続湿潤時間・温度帯・相対湿度)と、その出典を確認できます。

葉面の濡れ時間は推定値です。そう書いてあります

感染条件の中心にあるのは「葉が何時間続けて濡れていたか」ですが、これを直接測る気象データは一般に手に入りません。Rosetare は気温と相対湿度から推定します(相対湿度のしきい値法・気候区分別のしきい値)。

誤差はおよそ ±1.5〜2 時間です。この注記はリスク画面に常設で、設定で消せません。しきい値がご自身の環境と合わないと感じたときは、設定で ±5% の範囲で補正できます。株ごとに「育てている場所」(露地・鉢植え・軒下/ベランダ・室内/温室)を記録します。庭の株がすべて軒下のときは、降水を濡れの要因として数えません。

出所が弱いものは、弱いと書きます

黒星病には、圃場で検証された公開の予測モデルがありません。Rosetare は大学の普及部門の資料が一致して挙げている感染条件(温度帯ごとの連続湿潤時間、および相対湿度95%以上という別経路)を表示しているだけで、検証済みの予測とは称しません。

うどんこ病のスコアは、近縁の病原菌群(ブドウうどんこ病・UC IPM の Gubler-Thomas Risk Index)向けに公開された考え方を援用した独自指標です。バラのうどんこ病について検証されたものではありません。この1枚だけは他の4枚と書式を変えて、援用であることが画面上で見分けられるようにしています。

気候区分に「わからない/その他」を選んだ場合のしきい値は、公表値のあいだを補間したものです。その値自体には出典がないことを画面に書いています。

場所の指定は3通り。位置情報は任意です

気象は緯度経度から取得します。場所の指定は現在地 / 地名の検索 / 緯度経度の直接入力の3通りで、後ろの2つだけで全機能が動きます。Premium の機能も同じです。

位置情報の許可は、オンボーディングでは要求しません。「現在地を使う」を選んだときだけ求めます。許可しなくても、地名の検索に切り替える案内が出るだけです。

散布は、株ではなくゾーンに記録します

耐性が発達するのは個々の株ではなく、そこに住んでいる病原菌や害虫の集団です。だから Rosetare は散布をゾーンに紐づけます。庭 → ゾーン → 株の3階層で、株には育てている場所(露地・鉢植え・軒下・室内)を記録します。

記録した瞬間に、その散布に含まれるグループコードがスナップショットとして保存されます。あとから薬剤ライブラリの登録内容を直しても、過去の判定は書き換わりません

ゾーンの削除はアーカイブと完全削除の2層です。アーカイブしたゾーンは画面から外れ、ローテーションの照合にも出てこなくなりますが、散布記録はすべて残ります(散布履歴と CSV 書き出しには引き続き出てきます)。戻せば照合も元のとおり続きます。完全削除のときは、一緒に消える散布記録の件数を数えて表示します。

条件が成立したあと、実際に出たかを訊きます

条件が成立した日から潜伏期間ぶんが経つと、「そのころ◯◯の条件が成立していましたが、実際に見かけましたか?」と1回だけ確認します。はい/いいえのどちらでも構いません。

この回答がないあいだ、リスク画面には「この地域でのモデルの当たり具合は未検証です」という注記が出続けます。モデルが当たっているかのように見せないための仕組みです。

無料とプレミアム

機能無料Rosetare Premium
1無制限
庭あたりのゾーン3無制限
無制限無制限
薬剤ライブラリの登録数無制限無制限
散布記録無制限無制限
直近1回とのローテーション判定
直近3回とのローテーション判定
シーズン通算のグループ別使用回数
病害の条件(当日)
病害の条件(10日先まで)
リスク通知
散布履歴の書き出し(CSV)

Rosetare Premium は月額・年額の自動更新サブスクリプションで、7日間の無料トライアルが付きます。価格は App Store および購入画面の表示をご確認ください。記録の件数と CSV 書き出しに、無料での上限はありません。解約しても庭やゾーンが削除されることはなく、閲覧・編集・削除・書き出しは続けてご利用いただけます(新規の作成のみ無料の上限に戻ります)。

データの扱い

Rosetare にアカウント登録はありません広告 SDK も解析 SDK も組み込んでおらず、開発者が利用状況を知る手段はありません。記録は端末内に保存され、開発者のサーバーに送信されることはありません(そもそも独自のサーバーを持っていません)。

ただし、気象の取得のために通信します。病害の条件は時別の気温・相対湿度・降水から計算するので、Apple の WeatherKit へ庭の緯度経度を送って気象を受け取ります。この通信の相手は Apple であり、開発者ではありません。気象を使う機能を使わない場合、通信は発生しません。

散布履歴は CSV で書き出せます(無料)。日付は ISO 8601、小数点はピリオド、区切りはカンマで固定です。この CSV はバックアップではありません——読み戻すことはできません。

やらないこと

  • 散布を勧めません。「いま撒くべき」という表示は出しません。
  • 製品を勧めません。製品名のデータベースを持ちません。
  • 有効成分から作用機構グループを自動で引きません。対応表を内蔵しない設計です。
  • 混用の可否を判定しません。
  • 害虫の発生予測(積算温度)は入っていません。
  • 端末間の同期はありません。
  • 株がすべて屋内・温室の庭には、病害の条件を表示しません。屋外の気象がその環境を説明しないためです。

ご確認ください

Rosetare は記録のための道具です。散布を勧めるものではなく、製品ラベルや専門家の助言に代わるものでもありません。病害の条件の表示は、公表されている感染条件にもとづく推定であって、検証された予測ではありません。モデルの出力は、ご自身で植物を観察することの代替にはなりません。

農薬の使用にあたっては、必ず製品ラベルを読み、お住まいの地域の規則に従ってください。

対応環境

iOS 17.0 以降の iPhone / iPad。表示言語は英語・日本語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・オランダ語・ポルトガル語(ブラジル)の8言語です。気象は Apple Weather によります。

アプリの画面

ホーム。最近の散布が日付・薬剤名・系統番号つきで並び、薬剤ライブラリと庭への導線が続く
散布のたびに グループコードを記録
ローテーション。グループ別の散布履歴と、同じグループが続いているという警告、今シーズン使ったグループの回数
同じグループが、また 回ってきていないか
リスク。黒星病とうどんこ病について、感染が成立しやすい条件が続いているという判定を、観測時間・しきい値・気温とともに示す
5つの病害を 別々に表示します

Rosetare(ロターレ)

近日公開。公開したらこのページでお知らせします。